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2009年12月07日

母の宝石箱



子供の頃 大きな鏡台で化粧をする母を


(母については8月30日にも記事書いてます。)


憧れの気持ちで見てました…。icon


パタパタと粉を顔にたたいた後は

口紅をひいて…(母はハッキリとした色が好きでした。)

んん…まっ!



大きく口を開き唇全体に色をつけます。


時々 あら!眉毛を整えるのを忘れたわ!と化粧した後に剃刀で

じょりじょりやったりもしていました。


不思議なことに 髪が薄くても 眉毛は濃いんですよね…。icon(男性ホルモン多すぎ?)


長さが変わるだけで 万年ソバージュ?の頭を手櫛で整え…


化粧が終わると アクセサリーを選びます。


でてくるのは…母の宝石箱。icon 


(はっきり言って高価なモノはなかったんです。)

イヤリング、ネックレス… あんまりジャラジャラ入れるから

チェーンが絡まったりもしてました。

下から二番目の引き出しを開けると 白鳥の湖が流れます…icon

私が生まれて初めて見たオルゴールは この宝石箱だったかもしれません。



父からもらった婚約指輪はどうだったの?と母に聞いたことがあります。



それは 小さなサファイアが埋め込まれた指輪icon でした。




ダイヤじゃなかったの?私が言うと



「…ホントはダイヤがよかったけどね。icon

…と 母らしい応え…。




母が亡くなって 


母が持っていた アクセサリーたちは 形見として

みんなで分けました。


けれど この 宝石箱は今でも父のところにあります。



母の結婚指輪と婚約指輪だけがその中で 眠っています。





サファイアだったと不満?そうにicon話していた

けれど…


サファイアのもつ意味は 真実の愛 じゃなかった?


本当は知っていたんでしょう?






私は 色気より食い気!


男なんて 一生お父さん一人で十分よ。





よくそういって 母は 笑いました。


















































  


Posted by かりん at 14:15Comments(4)家族のこと